10.12
逗子、スパイスツリーのマトンひき肉とネパール山椒のカレーと、えぼ鯛と香菜のカレー
昨年カレー系コミュニティで話題になっていたお店
他のお店よりずっと気になっていたんです。
何せ逗子って子供の頃過ごした場所だから。
観光地として強い鎌倉と葉山に挟まれて
お店等に関して今ひとつ中途半端な土地柄。
そこに日本人による良質の南インド系料理のお店が出来たっていうのだもの
行ってみたかったけど営業日は木~日の昼のみ。
一度日曜に向かったものの行列が出来ていて断念。
平日の用事のついでにようやく入ることが出来ました。
日にもよるんでしょうが、平日は20分前くらいから行列でき始めるみたいです。
行列中に注文を済ませ
開店時の第一巡に入ることが出来ました。
板や建材剥き出しにインドの装飾品の飾られた
DIY的な店内は結構いい雰囲気。
インドの海の近い場所の大衆食堂的です。
メニューにはありませんが
先に並んでいたお客さんが2種盛りなんて頼み方をしているのを見て
それに習いました。
(但しお値段は一皿と同額ではなく1.5倍額になりますのでご注意の程を)
マトンひき肉とネパール山椒のカレーととえぼ鯛と香菜のカレー。
トッピングも100円で出来るのでナスのマスタードピクルスと
空芯菜と青梗菜のマスタードオイルいためを
実は元からレギュラーのトッピングもあります。
ダイコンのサラダ風の和え物
すり潰したじゃがいものサブジ
それとニンジンのサブジ。
どれもさっぱりめの仕上がりですが
追加した空芯菜と青梗菜はマスタードオイルの油と辛さがくっきり
ナスのマスタードピクルスもアチャール風の酸味の強く出た個性的な味わい。
パスマティライスの上にこれだけ載っているだけで
十分にミールズの体をなしています。
これはいいなぁ。
混ぜて味を作り出すのが楽しそうだ。
味噌汁的なダルカレーは
かぼちゃのポタージュに似たクリーミーな味。
豆の風味活かしたままここまでポタージュに寄せること出来るんですね。
マトンひき肉とネパール山椒のカレーはキーマと言うよりはしっかり汁気飛ばしたドライカレー
羊の旨みが活きたところにネパール山椒…そうそう、これこれこの味。
本格的なネパール料理のお店で出るゴルベラアチャールの刺激そのままの味。
日本の山椒はもちろん、中国の花椒とも違う独特の辛さ。
どう表現していいのか口で説明するのが難しいところなんですけど
チリチリしつつももっと爽やかかつ旨みがあるというか…。
ハマると病みつきになる味なんですよね。
えぼ鯛と香菜のカレーはミールズ用の皿には乗らないので別皿で。
海の町逗子ならではの地モノの魚を使ったカレーです。
えぼ鯛なんて小料理屋以外では外食で扱われることなんぞなさそうな魚ですが
カレーに使うなんて選択肢があったか!
トマトベースですが、酸味を前面に出した仕上がり。
一時期野菜カレーで流行ったタイプですが
酸味強めつつスパイスの刺激も緩めず
しかし魚の味とバランス取れてるんだから不思議なもんです。
美味しいなぁ。
美味しかったけど味覚からあちこち強烈に活性化させたので
クールダウンにインドのアイス、クルフィ頼みました。
日本人シェフならではの
スキムミルクではなく生乳ベースでシャッキリシャーベット状に作ったクルフィ。
さっぱりしていてインドのクルフィよりずっと涼がとれます。
でも刻んだピテタチオもたっぷり。
牛乳の味わいも白一あたりの牛乳アイスに負けてません。
スパイスの個性を前に出した味つけで
どれも味にメリハリついていて、食べて気持ちいいカレーばかりでした。
これは人気出るのもわかりますわ。
というかこれで行列できなかったら逆におかしい、というレベル。
すっかりお腹いっぱい
幸せ気分でお店をあとにしました。
公式ページ
参考ページ
オーナーが自分の手で行き届く規模で最良の味を求めた結果
営業時間短くキャパも小さいお店になったんでしょうね。
だから一巡から外れると結構待つことになるのは已む無しか。
しかしこういう研究熱心な日本人シェフこだわりのインドカレーのお店って
横浜中央部にはないんですよね~。
あっても良さそうなのに。
東京にはエリックサウスを筆頭として数々
更にはスパイスバーなんてジャンルもあるというのに
その辺の流れ…やって来てくれないかなぁ。
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